オルソケラトロジー
オルソケラトロジーとは
特殊なデザインの高酸素透過性コンタクトレンズを用い、角膜の形状を矯正し、
視力を回復させる角膜矯正療法のことです。
いままでのコンタクトレンズとは逆の使い方で、夜寝る時にレンズを装用し、
朝起きて外すだけで角膜の形状が変化し視力が回復します。
回復した視力は一定期間維持され、日中は裸眼でも良く見えるようになります。
画期的な最新の近視矯正法として、現在世界的に注目を浴びています。
オルソケラトロジーのメリット
メガネやコンタクトレンズが煩わしい方へ
職業上メガネの使用が難しかったり、「時間がたつとゴロゴロする」「夕方になると充血しがち」等、
コンタクトレンズの不快感から解放されたい方へ。
裸眼でスポーツを楽しみたい方へ
野球・サッカー等のスポーツや、水泳・サーフィン・スキューバーダイビング等の水中のスポーツをされる方へ、
裸眼で安全にスポーツを楽しめます。
外科的手術のレーシック等に抵抗がある方へ
「手術なのでやはりこわい」「術後の感染症などが不安」という方へ。
オルソケラトロジーなら、レンズの装用を中止すれば角膜は元の状態に戻りますので安心です。
近視進行の抑制効果があります
オルソケラトロジーを継続すると、近視の進行が抑制されます。
特に仮性近視の方や、角膜が柔らかい若年層の方に効果があります
取り扱いは簡単
レンズの取り扱いは一般のハードコンタクトレンズと同様です。
また、夜間装用なので、日中装用のようにホコリやゴミなどが目に入ることもなく
目への負担やレンズを破損・紛失するリスクも少なくなります。
オルソケラトロジーのデメリット
従来の昼間装用ハードコンタクトレンズと同じ合併症が起こる可能性があります。
視力が安定するまで見え方が変動することがあります。
夜間にまぶしかったり、にじんで見えたりする可能性があります。
(ハロ・グレア)
治療費・費用
当院で使用するオルソケラトロジー用レンズは、厚生労働省に認可されております。
しかし、オルソケラトロジー治療は、健康保険の取り扱いがされておりませんので、このレンズを使用しての治療に関しては、自費での請求となります。
治療開始時のコンタクトレンズ初回調整費に 3,000円(税込)、
1週間の体験には、一時預り金 50,000円(税込)が別途必要です。
※1週間の体験が終わりましたら、預り金は一度ご返却させて頂き、 治療を開始するかどうかを決めて頂きます。
治療開始をご希望される方は140,000円(学生の方は、学割120,000円)(税込)お支払い頂きます。
破損や紛失の場合には治療再開費用として、40,000円(税込)が別途必要となります。
※ケア用品、別途ご購入いただきます。
治療中に眼の状態によっては、医師の診断によりコンタクトレンズの装用を中止し、点眼等の薬剤投与が必要な場合があります。
オルソケラトロジー治療が原因であるものは自費で、そうでないものは保険での診療費が別途必要になります。
10万円を越した費用は補助が得られます。医療費控除の対象になりますので、詳しくはこちらの国税庁による回答ページをご覧下さい。
オルソケラトロジー(角膜矯正療法)による近視治療に係る費用の医療費控除